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ヤップに来ると、ヤップの人たちが口を真っ赤にしながら何かを噛んでいる姿を高確率で見ると思います。
高確率というか、絶対に視界に一人はいるくらいの頻度です。

何を噛んでいるかというと、ビートルナッツと呼ばれる木の実です。
形はドングリにそっくりです。

ビートルナッツ

上の写真はビートルナッツの木からビートルナッツを取っている様子です。柄の先にナイフを取り付けて枝を切り取ります。


ビートルナッツ

上の写真は切り取られたビートルナッツの枝です。一つの枝にたくさんのビートルナッツがついています。


ビートルナッツ

ビートルナッツは熟すと赤くなります。赤くなると美味しくないので食べません。緑色のうちに食べます。


ビートルナッツは嗜好品で、アジアではビンロウと呼ばれている噛みタバコです。

ビートルナッツを噛むと、体が温かくなって体温が上がったり、ボーっとして気分が穏やかになったりします。リラックス効果が高い嗜好品だと思います。

ビートルナッツは木の実をそのまま噛むのではなく、ちょっと手を加えて噛みます。

<ビートルナッツのつくり方>
①半分に割る。

②ライムと呼ばれるサンゴ礁から作る石灰をかける。
ビートルナッツ
<ボトルに入っている白い粉がライムです>

③コショウの葉を巻く。
ビートルナッツ
<コショウの葉です。木によって味が違うらしいです。>

コショウの葉を好みの大きさにちぎってビートルナッツに巻きます。
ビートルナッツ
<私が観察している限りでは、1/4程度の大きさにちぎって巻くことが多いと思います>

④ビートルナッツを噛む。

このときにビートルナッツと石灰が反応して赤い汁がでます。
石灰なので飲みこむと体に害です。
ヤップ人は決して飲み込まず、上手にピューっと吐き出します。

だいたい家や職場にはビートルナッツの噛み汁を入れる缶を常備しています。

大人はココナッツやパンダナスでできたカゴにビートルナッツセット(ビートルナッツ、コショウの葉、ライム)を入れていつも持ち歩きます。
ヤップでは子どもも小さな頃からビートルナッツを噛みます。

私のステイ先のTちゃんも3歳のころからビートルナッツを始めました。

ビートルナッツ
<ビートルナッツで口を赤くするTちゃん>

なぜかK君(10歳)はビートルナッツが嫌いでまったく噛みません。
Tちゃんの写真を撮っていると、うらやましくなったK君は自ら口をあけて「写真をとって」とおねだりしていました。

ビートルナッツ
<ビートルナッツを噛む真似をして写真をとってもらったK君。口の中はノーマルな状態です>

ビートルナッツ
<ビートルナッツを噛んで口が赤くなった私の写真です>


ヤップ産のビートルナッツは質が良いことで有名です。
グアムにも輸出しているくらいです。
ヤップの人はどこに行くにもビートルナッツを持っていきます。
ビートルナッツ無しでは生きていけないのではないでしょうか。

私は自分からはビートルナッツを噛みません。
味が美味しくないからです。
でもヤップではビートルナッツをもらったり、一緒に噛んだりすることが大切なコミュニケーションなので勧められたら苦手ですが絶対に噛みます。

ヤップの「ビートルナッツ噛まない?」は、日本でいうところの「お茶しましょう」に似た感覚だと思います。


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