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2012.12.13 出会いと別れの回転率
ヤップの本島と離島を結んでいる不定期な定期船が昨日ヤップ本島を出港していきました。
ホストファミリーのお嫁さんの実のお母さんが離島に帰っていったのですが、もう一人、私の受け持っている子ども、T君が離島に帰っていきました。
今年度はもう本島には帰ってきません。夏休みになったら本島に帰ってくる予定だそうですが、確定ではないでしょう。
私の任期中にはT君にはもう会えません。

ヤップに住んでびっくりしたことは数えきれませんが、出会いと別れの速さには驚かされます。
突然、「引っ越すことになった」とか「仕事を辞めることにした」とか、本当に2・3日前に決まります。
そんなに急で、引っ越し準備は大丈夫なのか?仕事の引き継ぎは大丈夫なのか?と山のように質問があるのですが、不思議なもので大丈夫なのですよ。

でも私は別れの準備をする時間がないのです。
突然すぎます。

この逆も同じで、出会いも突然です。
今日から転校生が来るとか、ステイ先に帰ってみたら会ったことのない家族が増えていたとか、そういうことばかりです。
1週間以上前から迎え入れるための準備ができることなど、今まで一度もありません!

当然のことながら、出会いでも別れでも、準備不足でなんだかあっけなく終わってしまいます。

私は「継続は力なり」がモットーなのですが、ここの人とは少し感覚が違う気がします。
大人も子ども、10年も20年も同じ仕事を続けられません。授業もすぐに飽きてしまいます。子どもに限っていれば、反復練習なんてものは苦手の最たるものです。
職場の人の入れ替わりも激しいです。
学校も先生ばかりでなく、子ども達も転校してみたり、転入してみたりと、入れ替わりが激しいです。
学校を変わるということは、私の感覚では大事件なのですが、ここの感覚だと「香りが気に入ったから洗剤変えてみた」くらいのものだと思います。


ヤップの人たちは未来や過去を生きていません。
今を生きています。
今が一番大事で、今に意識を集中しているのです。

潔いですよね。
こういう生き方もあるのだと、ちょっとうらやましくなります。


昨日は私のクラスから巣立っていくT君を見送るために船着き場に行きました。
クラスの子ども達がT君へ手紙を書いたので、手紙とちょっとしたプレゼントを渡しました。
私は船の中で食べられるようにお菓子ときれいな折り紙で折ったツルをプレゼントしました。

そしてT君にプレゼントを渡した時に、デジカメでT君からクラスのみんなへのメッセージムービーを撮りました。
今朝、みんなで見たのですが、クラスの子ども達は大喜びでした。
たった1分のムービーなのに「もう一度、もう一度」とせがまれて、結局10回以上は見ました。

私だけでなく、子ども達だって昨日はじめてT君が離島に行ってしまうことを知ったのですから、別れのための気持ちの整理などできているはずもないですよね。


タイレス1

【船着き場で見送られるT君。手には学校の友達からの手紙を持っています。】


ここでは、人との出会いは本当に一期一会です。
2年間でどれだけの人が私の前から去っていただろう。

私のヤップとの別れももうほんの少しで訪れます。
私は準備しています。
「ありがとう」をどうやって伝えて帰ろうか、今はそれで頭がいっぱいです。

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